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「それは違うよ。今のは…そうだね、性行為の一つ。エッチなことだよ」
「……え…」
そんなはずないって顔。
彰鬼のことの方が信じれるだろうしね。
でも、教えてあげるよ全部。
道連れにしてあげるよ、ハルちゃんを騙してた彰鬼も……何も知らないハルちゃんも。
「彰鬼は、ハルちゃんのことを騙してエッチなことをしてたんだよ」
「うそ……嘘、」
「こんなの変だって思わなかった?」
「だって、違う…でも、何で先輩ま、で…っ」
「僕はね、ハルちゃんが大好きなんだよ。友達後輩としてじゃなく、1人の人として……愛してる」
いっちゃった…。
そしたらハルちゃん、凄く驚いた顔をして首を横に振った。
信じたくない?
ありえない?
自分は好きじゃない?
「本読んでるなら分かるよね?僕はハルちゃんのことしか考えてないし、もっと触りたいって思ってる。君の傷だって僕は支えてあげるよ?」
「っ…やだ、やめて…」
「愛してるよ、ハルちゃん……きっと彼と同じくらい」
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