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崩壊
 目はニヤツいているし、多分女だと思って声をかけてきている。遙香は声もまともに出せないまま後ろへ下がった。


『ずっと見てたんだよな。…なぁ、俺とイイコトしねぇ?』

「ゃ…来ないで…、来るな!」

『おーこわ。でもさ、誰も助けになんてこねぇよ』


(いやっ…やだぁっ!)


 人気のないとこにきたのは、自分。貝殻を持っていた手を捕まれ、岩場に押さえつけられる。遙香はJumbleに教えてもらったようにその手から逃げようとするが、最悪なことに相手が上だった。


「いや、やだ、離し、てっ…!!やだぁぁッ」

『かーわいー。…ってあれ?男?』

「ふぇ、ぇっ…助けてよぉ…なんで、やらぁっ!」

『……ま、いっか、可愛いし。おら、暴れんなよ…なっ』

「ひぃあっ!?」


 その男は遙香の腕を器用に片手で押さえつけ、もう片方の手で遙香のアソコをギュッと握った。殴られると思った所に、予想だにしないソレ。遙香は驚いたようにその男をみた。





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