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「てめぇ金髪バカ!俺の一夜に何してんだよ」

「ひ…ヒドいわバカなんてっ!わいを見捨てるんやね!?」

「「………………」」

「……引かんといてぇな…」


だって普通にキモかったし。

それからそこで少し休んでまた次に移動することになった。
なんとまぁ誰が言い出したか……メリーゴーランドだよ。


「………俺パス」

「ダメだ……誰もパス出来ない」


………………………………。
嫌なのはみんな同じってか?
仕方ない…なるべく目立たないようにしよう。


と思ってたのにな…俺は今まさに馬に跨って上下に揺られてるよ。

しかも雷綺と共に。


「…………楽しいですか?」

「それなりにね。ほら…お姫様と王子様みたいでしょ?」

「はぃ?」

「あ、僕には赤蛇だけだから勘違いしないでよね?」

「……しませんよ」


何を言ってるんだ…と言いたいけど一緒に乗ってるのが雷綺でまだ良かった。

ほら、雷綺って普通にしてれば女に見えるじゃん?
だからとりあえずは……うん、男同士だけどね。


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あきゅろす。
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