8 「何ー昨日ってー?イッチー何してたのー?」 「は?何もしてねぇよ」 「………………ナニ?」 「ナニもしてない!」 「やったら何のこっちゃ?」 「そうにゃ。何も聞いてにゃいにゃっ!!」 いやいやいや…何で隼人に会ったくらいで報告しなきゃいけないんだよ。 そして隼人はなぜ嬉しそうな顔するんだよ。 とまぁ呆れてても周りからの質問責めが止まる訳でもなく、俺は正直に話した。特にやましいことは何もないからね。 「えー…イッチー何で目ー苦手なのー?」 「あぁ…それは俺も疑問だった。なぜ、俺の目はお前を苦しめるんだ…?」 「ぅ゙……」 みんなが興味津々に見てくる。でも…どうしていいか分かんないよ。 俺だって何でか分かんないのにさ。 「……悪い。気にするな」 隼人…。 何だかんだで俺、こうやって隼人を傷つけてんだよな。 無条件で怖がられて…それって結構ツラいよな。 特にっ…そのっ……すすす好きな人だし?/// っ──違う、何でもねぇっ!! . [*前へ][次へ#] [戻る] |