9
「ふふっ…彼の噂は絶えないからね」
「噂?」
「自ら女装して攻めたとか…体育館の真ん中でヤったとか……」
「あ、もういいです」
「そう?」
何やってんだあいつは。
これからはもっと気をつけて朝佳にも手を出さないよう見張ってなきゃな。
「あ、そうだ……金鶴に聞きたかったことがあったんだけど、いい?」
「? はい」
俺ではなく金鶴ってことはcolors関係ってことか?
「なんで…チーム作ろうと思ったの?」
「あー…成り行き、ですかね。気がついたら人がたくさんいてまとめるために…って感じと勢いです」
2年かけて大きく強くなったチーム。他の人たちは解散に文句を言ってたけど最後はちゃんと受け入れてくれた。
んで、まだそういうのを続けたいってやつは新しく作ったりrandomに世話になったりと…すまないな。
「そっか。確かに一夜君って面白いし不思議だもんね」
「はい?」
「だから僕もあの時…君を選んだのかも」
初めて会ったときか?
あれは皇紀といてオタクだったからじゃないのか?
.
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!