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「いらないでしょ」
「もうこのままでいなよ」

「却下。早く返せ」

『じゃあタオルだけね』


……なぜ?
タオルだけ、本当に小さなタオルだけ俺の股にかぶせてくれた。

とりあえず食べるべきなのか?
2人してチョー見てくるし。


「……いただきます?」

『どーぞ』


──パクッ


あ…うまい。
抹茶が普通に美味かった。


「これどこで買ったの?」

『それはねー俺らが作った!』

「まじ!?」

『嘘』


……………は?


『京都からの取り寄せー』

「へー…取り寄せか…」


いいなそれ。
今度調べて全国の和物を取り寄せてみよう。

そしたら俺の部屋はきっと日本以上に日本になるぞ…!!


「あ、それよりもさっきのなんだよ」

「だから媚薬だよ」
「ただし…効くのは凄く遅いんだけど」


遅い…?なら逃げれるんじゃね!?

んで、ずっと部屋に籠もってれば何もされなくて済む。


「でも逃げ終える前に効いちゃうかもね」

「それは分かんねーだろ」

「逃げたら放送流すよ?」


.

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あきゅろす。
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