23 *微 「ねーイッチーどうしてもダメ?」 「…薬使っちゃうよ?」 「は!?…っ…そ、れでも嫌…だ!」 『なら…ムリヤリにでも…』 そういって太陽が何かを取りに行って、満月が押さえている俺の顔に近づいてきた。 「んぅ…ふっ…!?っ…ん、んくっ……ぅ?」 ──ゴクンッ え…あれ、なんか飲み込んだんだけど。 薬っていってたし…もしかして痺れ薬か媚薬!? 「お…まえらっ!!……あ、体動く…」 ってことでは痺れ薬ではない…? 『イッチーが飲んだのはび・や・く♪』 「なんてもんを飲ませたんだおい!」 2人に掴みかかろうとしたけど軽くかわされた。 そのままなぜかリビングに連れてかれ、約束のデザートを出される。 「……?」 『どーぞ食べて?』 「え、あ…うん。あれ…?」 なんで何ともないの? 熱くもないしこの双子の変化もおかしいし…。 よく分からないけどこのまま何もないならそれでいいと思った。 ん……あ、 「服…」 俺裸じゃん。 2人は服着てるし恥ずかしいんだけど。 . [*前へ][次へ#] [戻る] |