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なるべくそっちにいた方がいいと思って隼人の横に行ったら、勘違いされて膝の上に座らされた。


「ちょっ!離せバカ…ッ」

「なんだ?俺に抱かれたかったんだろ?」

「違う!!俺は運転手の近くにって……俺の場所に座んな翔!」

「わいの上に座ってええでー?」

「ふざけるな。俺の上だ」


うわーまた始まったよ。
こうなると俺が決めるまで収まんないんだよね。

アチコチ抜け駆けする人出てくるし……迷惑だろうが。


「あんまりしつこいと俺助手席行くから」


──ピタッ


「俺の横に誰がいようと構わないけどさ…うっさくすんなよ?」


ニッコリと笑顔でいうとみんな大人しくなってくれた。

うーん…さすが俺。


それでみんなで誰が横に来るかジャンケンした結果、悪運の強い隼人と雷綺が来た。


「よろしくね、一夜君」
「はっ、やっぱり俺らは赤い糸で結ばれてるんだな」

「よろしくお願いしまーす」


とりあえずそう言うと珍しいものを見るような目で見られた。

何だよ…俺はお前らの中でどんな人間になってるんだ。


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あきゅろす。
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