3 だがまぁ涼だから許される事だろう。結局は周りも可愛いなんて思ってしまっているのだから。 さて、次にやってきたのはペンギン館。世界中の様々なペンギンが揃っているのだ。 『かわいーね!』 「ああ、欲しいな」 何て話をしていると館内にペンギンがはなたれた。みんなそろってペタペタと行進をして館内を回っている。涼がそれに目を輝かせていると、 「涼!見てみろっ!つか見て!!」 と陸が言った。何だろうとそちらの方を向くと、陸がペンギンの列の後ろに並んで真似をしていた。 『ふわっ!陸ちんうまーい!僕もやるー』 そう言って涼は陸の隣へ行き、真似をしだした。2人でペッタペッタと歩いている姿は微笑ましいやら、子供っぽいやらで館内を笑わせていた。 『ぼっくはペンギン、りっくちんもペンギン♪』 「ははっ、うまいな」 『えへへっ、ありがとーvV』 歌を誉められ照れ笑いをする涼。その笑顔にやられ陸が止まると、涼も物真似をやめて戻ってきた。 『どうしたの?』 「いや、可愛すぎだろ…」 『うんっ!ペンギンさん可愛いよね』 「…はぁ…まぁ、そうだな」 『?』 [*前へ][次へ#] [戻る] |