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突然竜也が涼を誘った。だが周りにいる人がそれを許すはずもなく、全員で涼を取り合い始めた。
香「ダメだ、この後は俺と回るんだ」
英「えーっ僕じゃないの?」
京「俺だって一緒にいたいんだけど」
海「京一はさっきまで一緒だっただろ」
『あ、あのっ』
それぞれがわがままを言い出してしまい、涼が止めに入ろうとした。だが次は誰が涼と一緒になるか、それしか頭に無いらしく誰も聞いていない。元太と大地もその場を抑えるので精一杯だ。
するとその場に加わらなかった者が1人、抜け駆けと言う行動にでた。
「涼、こっち」
『えっ陸ちん?』
陸が涼の手を取り外へ向かって走り出したのだ。京一たちは自分のことに必死でまだ気付いていない。
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