4 「…3ー4、宇宙に関する展示」 「あぁそれ。誰かが宇宙人はいるとか言い出してそうなったんだよね」 「でもこれ位なら僕たちも出来ることありそうだよね」 「は?大地…偉すぎ。僕はそんなのやりたくないけど」 何よりも忙しいし、意味が分からない。英士のやる気は宇宙人の話が出たときから無くなっていた。 「十夜のクラスはボーリングか」 『ほぇー後で詳しく聞いちゃおっ!』 「京一のクラスは何やるんだ?」 「ああ…………ホストクラブ」 誰がそんなことを提案したのか、京一は苦い顔をした。裏方は可愛い系が担当になってしまい、京一はホストだ。嫌で嫌で仕方ない。 「涼のクラスは?絶対行くから」 『英士先輩来てくれるんですか?わーいっ、やったね海くん』 「……………………」 「……え、どうしたの海君」 「いえ…ちょっと」 言葉を濁す海。それを怪しんだ英士は申請書を探し出し、読んだ。読んで…笑った。 [*前へ][次へ#] [戻る] |