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涼は早速と言わんばかりに布団を取りにいき、3人もそれを手伝う。1人残された十夜は意味が違う…と嘆きながら自分の布団を取りにいった。
もちろん監視のためにであって、一緒がいいからという訳ではない。
その日の夕飯は外で食べ、みんなで布団に潜った。涼の隣は久々ということもあり、大和と竜也で収まったようだ。
『へへっ、修学旅行みたいで楽しいねっ』
「じゃーついでに枕投げしちゃうー?」
『す、するーっ!てぇいっ』
「い゙っ…てぇな…何すんだよ」
『あははっ…ごめーんっ』
枕を投げて楽しそうにハシャぐ涼。中学のときはこんなこと出来なかったので、今、凄く楽しいのだ。それを知っている大和は涼に付き合い、結局みんなしてハシャいだ。
『みんなでこうやって寝るの、初めてだよねっ』
「かもしれないな。まさか涼と一緒に寝れるなんて…」
「おいそこの新入り。涼に手ぇ出すなよ…」
「新入り?え、俺?」
「てめぇ以外に誰がいる」
『んもー新入りじゃなくてたっちゃん!』
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