2 『わぁーっどうして?どうしてぇっ!?』 「おじさんからねー涼のことよろしくって言われたんだ」 『パパが!?うわぁ…たっちゃんはっ?』 「ああ…大和に誘われて」 実は竜也の転校先は大和が通っている所だったのだ。クラスも同じになり、互いにドンドン仲良くなっていった。今回のこともある意味偶然としか言いようがない。 「今日から2日間、お世話しまーす」 『えーっ僕がされるの?』 「じゃあ十夜のお世話しまーす」 「ざけんな」 「はいはい、どいて下さーい」 十夜が止めるのも聞かず、大和はずかずかと家にあがる。竜也も涼に招かれて中に入った。どうやら泊まりがけで涼たちの世話を見るらしく、お盆いっぱいではないがそれなりの荷物を持ってきていた。 「多分俺たちと入れ替えで他の人来るからー」 『?だぁれ…?』 「秘密」 『ケチィ。…あ、そうだ、寝るとこどうしよう!!』 「客間で3人寝かしとけ」 『いいね、それっ。みんなで寝よーね』 「は!?」 [*前へ][次へ#] [戻る] |