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『お泊まり楽しみだねーvV』

海の膝に座って窓に寄りかかりながら涼は笑顔で話かけた。

「ああ、いっぱい遊ぼうな」

部屋が一緒になれなかった海たちは自由時間や、お風呂の時間を涼と2人きりで楽しもうと考えていた。

親睦会、お泊まりと言っても寝る場所と授業がないと言うだけでそんなにいつもと変わらないのだ。服もいつも通り制服だし、メンバーだって同じ。表では色んな人と仲良くなろうと言ってるが、裏ではパートナーとヤっちゃおうというものだ。大浴場もあれば各部屋に風呂がある。色々ヤっちゃって下さいと言わんばかりの作りをしたホテルに今向かっているのだ。



「なぁ、涼の持ってるかばん、何入ってるんだ?」

突然竜也が気になっていたことを聞いた。みんな荷物はバスの下に入れたのに、涼だけ小さなかばんを一つ持っているのだ。

『これ?えへへ〜これはね……じゃん♪』

よくぞ聞いてくれました、と言わんばかりの笑顔でかばんの中からある物を取り出した。

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あきゅろす。
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