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好きな人が、例え寝ていたとしても触れてることに興奮は止まらなく、あっという間に絶頂を迎えた。


「ハァッ…」


最後の思い出にちゃんと告白が出来てよかった。そう思うマルクでした。



* * *


『うぅっ…も、行っちゃうの…?』

「オー泣かないデリョウ」


次の日、午前をマルクとの時間に費やし、とうとうお別れのときがきた。

1ヶ月というのはほんとにあっという間なもので、最後にたくさんのお土産やらプレゼントを持って別れの挨拶をしていた。


「何だか寂しくなるね…」
「まぁね。でもこれでライバルが一人減るしー」

「英士!」


「エージもダイチも、カイもキョウイチも色々サンキューネ」

「日本に来たときは連絡ぐらいしろ。挨拶くらいはしてやる」

「ハハッ!…トーヤとリクにもよろしくネ?」

「伝えとくよ。気をつけてな」


みんなとの挨拶も済まし、マルクが搭乗口へ向かって歩いていく。たった1ヶ月…だけど彼らはマルクのことを忘れることはないだろう。


『マルクッ…またね!』


人混みに紛れていくマルクは、最後に飛びっきりの笑顔を見せて消えていった。




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