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……ということで2組は失格。2年優勝はなんと京一のいる5組となった。涼は京一におめでとうといい、次にやる3年の大縄跳びをみる。


「うっわえーチャンが跳ぶのかよ」

「そりゃ跳ぶだろ…」

「大地先輩も跳ぶのか…少し心配だな」

「あ゙?」


海の呟いた言葉に十夜が反応したが、本人はそれに答えることはなく3年が跳び始めた。

英士が跳ぶ姿は全く似合わず、異様で面白い。他は綺麗…とウットリしているが、陸はツボに入ったようだ。


『英士先輩ー大地先輩ー頑張ってくださぁいっ』

「……おい、俺んときはなかったのに何で応援してんだよ」

『んぇ…だって……忘れてたんだもん』

「……………あっそ」


そこまでアッサリ言われると呆れるしかない。ハァと溜め息をつく十夜を、涼はどうしたんだろ…と不思議そうにみる。そのとき、京一が心配そうに涼にこういった。


「……なぁ、大地先輩の様子おかしくないか?」

『えっ……』


少し元気がなく、顔色も優れない。大丈夫だろうかとハラハラしながら見ていると、ついに大地はその場に崩れ落ちてしまった。

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あきゅろす。
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