6 ……ということで2組は失格。2年優勝はなんと京一のいる5組となった。涼は京一におめでとうといい、次にやる3年の大縄跳びをみる。 「うっわえーチャンが跳ぶのかよ」 「そりゃ跳ぶだろ…」 「大地先輩も跳ぶのか…少し心配だな」 「あ゙?」 海の呟いた言葉に十夜が反応したが、本人はそれに答えることはなく3年が跳び始めた。 英士が跳ぶ姿は全く似合わず、異様で面白い。他は綺麗…とウットリしているが、陸はツボに入ったようだ。 『英士先輩ー大地先輩ー頑張ってくださぁいっ』 「……おい、俺んときはなかったのに何で応援してんだよ」 『んぇ…だって……忘れてたんだもん』 「……………あっそ」 そこまでアッサリ言われると呆れるしかない。ハァと溜め息をつく十夜を、涼はどうしたんだろ…と不思議そうにみる。そのとき、京一が心配そうに涼にこういった。 「……なぁ、大地先輩の様子おかしくないか?」 『えっ……』 少し元気がなく、顔色も優れない。大丈夫だろうかとハラハラしながら見ていると、ついに大地はその場に崩れ落ちてしまった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |