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「涼ちゃんパパはー!?」

『パパもあーんっ』

「あーん。んー涼ちゃん可愛い!!」


食べさせてもらって感激したのか、涙を流しながら涼を抱きしめた。ママはまたかという顔をし、他の人たちは苦笑いでその場をごまかす。

しばらくはそれが続き、やっと涼が解放されたときにはパパは酔いつぶれ、他の人もお酒を飲んだりと好きなことをしていた。


『あれ…?陸ちんお酒飲んでるの?』

「ん?ああ、美味いぜ!」

『酔わないでね…っ?』


自分が酔ったときのことは覚えていないが、陸が酔って海と涼のところにきたことは覚えている。それを思い出して涼は陸から離れた。


「なーんでだよりょー!!弟野郎だって飲んでんじゃーん」

『んぇ?』

「あ゙?てめぇらうっせぇんだよ」

「カッチーン…!俺は年上だぞ!?」

「知るかバカ」


2人ともほろ酔いでフラフラ立ち上がりながらお互いに近づく。その様子を英士たちは面白そうにみていたが、大地と涼はたまったもんじゃない。パパに助けを求めても役に立たず、ママはほっとけというだけだ。

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