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「あー涼!!」
涼が教室に戻ると陸が走り寄ってきた。
「どこいってたんだよー!心配したんだぞー!!」
『わっ、どこって保健室だよ?』
「「えっ!?」」
涼が保健室と言った途端3人の動きが止まってしまった。
「涼大丈夫!?何もされてない!?」
『うん。身長測ってー、体重測ってー、ウエスト測ってー…途中までだけど胸囲も測った!!』
「う…ウエスト?胸囲…?」
涼が指を折りながら何をやったのか数えていくうちに、3人の顔はみるみる真っ青になっていく。海なんか今にも倒れそうだ。
『そーなの。僕…おっぱいが起っちゃうからうまく測れなくて…。今度もう一度測ってもらったほうがいいのかなぁ…』
「だぁーめだー!!」
『ひわっ!?』
涼の呟いた一言に陸が猛反発した。その声に涼だけでなく、クラス中が驚き固まってしまっている。
「駄目だよ涼!!アイツには気をつけなきゃ!!ってゆーか何起っちゃうって!?何されたの?あれか?乳クリあったのか!?」
「ちょっと落ち着けよ陸。それから海も戻ってこーい…」
物凄い勢いでまくし立てる陸をなだめ、未だ違う世界へ行ってしまっている海を、竜也が必死に落ち着かせようとしている。
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