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*鏡side*
待ち遠しい。あの、今学園中で噂のあの彼に今日やっと会える。
オホンッ、私はこの学園で保健医をしています鏡龍です。私は長髪美形という素晴らしい容姿の持ち主なので、学園中の生徒に人気があるのですよ(ネコだけに)。
困ったものですね…私は先生、彼らは生徒。イケないことだと分かってるのですが…"治して?"なんて言われてしまったらほっとく訳にもいきませんしね。
─コンコン
おや、来たみたいですね。
『失礼します…あの、1-2の浅見涼です』
もちろん知ってますよ。私が呼んだのですから。
「どうぞ。私は保健医の鏡です。今日呼んだのはですね、君は他の人よりも色々と測定しなければいけないからです」
『え…なんで、ですか?』
「編入してきたばかりで他の人がやってきたことをやっていないですからね」
『あ、はい』
なんてものは真っ赤な嘘。確かに他の人よりは記入欄が埋まってないけど、実際そんなのはどうでもいい。君を触れるならそれ位の嘘、つきますよ。
「じゃあまずは身長、体重を計りましょう」
本来測定しなきゃいけないものもやらなくてはいけませんからね。
「身長…159.2、体重…37.5。おやおや何とも華奢な体なんでしょう」
『うえっ…160ない…』
本当に高校生男子なのでしょうか…。でもまぁこれ位の方が意外と抱き心地がいいんですよね。
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