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知らない人からもらったものなんか信用出来ないし、涼から以外のものはいらない。竜也に断られた海は後でこっそり捨てようと思うのであった。
「涼ー!!聞いてよーっ」
『んわ、陸ちん!』
「俺っ…誰にももらえながっだー」
次にやってきたのは陸なのだが、あの中を通ってきても誰一人興味を示してくれなかったらしい。泣きながら席についた陸は、くれる人は涼しかいなくても、あげる人はいるようでちゃんとチョコを持っていた。
そして最後は香と英士だ。下りてきた瞬間に歓声があがり、食堂にいる涼たちもすぐに気づいた。どれだけの人にもらうんだろうと思っていたら、中に入ってきた2人は何も持っていなかった。
「うわぁ…大地またもらったの?」
「まぁ…せっかくくれるって言ってるのに親切を無駄には出来ないし…」
「でも去年のやつに媚薬入ってたの忘れたの?」
「忘れてはないけど…」
英士が大地のもらったチョコをみてそういった。中にはそういう危ないものを渡してくる人もいるのだ。だからこそ香たちはもらわないようにしているのに…。
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