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「よしアーサ!どうすればいいっ?」
『えっと…まずはチョコを溶かさなきゃいけないからお湯を沸かすのっ』
「はーい」
やかんに水を入れて火にかける。その間2人はどんなチョコを作るか話し合った。手間をかけるか、シンプルにいくか。
「みぃはね、おっきいハートのチョコを作りたいの!」
『わぁーいいねっ。型あったかなー?』
「アーサはどうするの?」
『うーん…生チョコにしようかと思うんだ』
ココアのかかった柔らかくて甘いチョコ。京一と香のは苦めに作らなきゃいけないけど、それが一番無難だと思ったようだ。
「わ…食べたーいっ!ね、少しだけ残してみぃたちも食べようよ」
『それいいね!僕もチョコ食べたーいっ』
キャッキャと話している内にお湯が沸き、いよいよチョコ作りが始まった。ボールの中にお湯を入れて、その中に違うボールに入った刻まれたチョコをいれる。
熱でトロトロ溶けていくチョコに2人はちょっと味見をして、型に流し始めた。
『これを固めて出来上がりっ』
「いつ頃固まるのー?」
『うーんっと…どれくらいだろう…?』
予想がつかない。2人は冷凍庫にいれたチョコを時間を置いてみながら待つことにした。
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