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「…涼が、欲しい」
『え、僕ですか?でも…』
「ただ俺に身を任せてくれればいいんだが…」
『んー…はい!僕をもらって下さいっ』
意味も分からずに極上の誘い文句を言ってのけた涼。香はたまらずにその場で唇を奪い、その小さな口を貪った。
『ふんぅ…あぅっ……ゃ、はぁっ…ん』
いきなりのことでビックリしたのと、荒々しいキスに息が出来ない。涼は力の入らない手で香を押し返した。
「はぁ…すまない。苦しかったよな」
『はぁっ、はぁーっ…ん。平気、です』
「そうか。なら…続きをしよう」
目は潤んで頬は赤く染まって。そんな涼に喉を鳴らしながらベッドに運ぶ。涼は少し不安そうな目をしているが、大人しく香のやることに従っていた。
『んっ…んっ、はぁう……ふゅ…んん』
もう一度キスをしながら涼の服を脱がしていく。香はとても緊張していた。たぶんこんなに緊張したのは初めてだろう。
『んっあっ…やぁぁ……そこ、やぁっ!!』
「…嫌か?気持ちよさそうに起っているが…」
『き、気持ち…?んんぅっ…これ、気持ち…のっ?』
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