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京一の負け。そんな可愛らしいことを言われてしまえば逆らえないし、2人お揃いで特別だなんて思ってしまう。
「ほら、貸してみ?」
『え、でもっ…』
「いいよ。今日付き合ってくれたお礼」
『うぅ…ありがと』
申し訳ないと思いながらも京一に甘え、涼はうさぎのコップを買ってもらった。またコレクションが増えたと喜んでいる。
次に2人が向かったのはファミレスだ。少しお昼の時間がすぎ、歩いていたことで2人は疲れてしまったので、お昼がてら休むことにしたのだ。
中はそんなにこんでなく、窓際の席に座ることができた。料理を注文して少し待てばやってくる。いい匂いに誘われ、2人は早速一口食べた。
『んっ…美味しいね』
「ああ。…ほら、そんなに慌てて食うなよ」
『だってお腹空いてたんだもん』
お腹に詰め込むようにして食べていく涼に少し停止をかけながら自分も食べていく。その後はデザートも食べた。
そして満腹になった2人はお店を出て学園へと向かったのである。
『ねぇ京ちゃん』
「ん?」
『また2人でお出かけしようねっ』
「ああ、絶対に行こうな」
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