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「それに涼!僕と入る前に何で大地と入っちゃうかなー」
『え、あ、ごめんなさい。でもっ』
「でもじゃないでしょ?お仕置きしなきゃね」
『お仕置、き?えっ…やだ!』
3人の言い争いに涼がとばっちりを受けた。英士が標的を涼に変え、してもない約束を破ったといいだしたのだ。だけど涼からすれば、入る約束はしたがそれ以前に入ってはいけないなんて思わなかったわけで…非常に困ってしまう。
「やだじゃないの」
『だって…何も悪いことしてないですもん』
「…約束破ったのに?」
『それは…知らなくて』
「………そんなに嫌なわけ?」
『うぅ…はい』
「じゃあいいよ」
『えっ…?』
「その代わり僕の言うこと聞いてね?」
妖しい笑みを浮かべていう英士。香はヤレヤレという顔をし、大地は信じらんないという顔をした。そしてその迫力に涼が頷いてしまおうとする。
……が、そこは大地が許さない。
「英士、もういいでしょ?涼君も反省してるしまた適当なこと言ってるんじゃないの?」
「えー…だってせっかく涼を好きに出来るのに」
「全く…涼君。英士のいうことは聞かなくていいからね」
『え、あ、…はい』
大地の迫力に涼が頷く。それに英士が反論しようとしたが、大地がキレるのはまずいので香が止め、みんなは部屋に帰っていった。
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