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『京ーちゃんvV』


教室で良と京一が話していると、あのかわいい声が聞こえてきた。涼だ。京一が良に行ってくる、といって迎えにいった。…が、京一がつく前に扉の前にはすでに人が集っていた。


「君、浅見君だよね?やっぱ近くで見ると更に可愛いなぁ」

『あっ、あの!京ちゃんいますか?』


人に押しつぶされながらも、必死に中に入ろうとする涼。だがそれは叶うはずもなく。


「親睦会のペア決まった?俺とどう?」

『え…あの…』


普段涼は京一たちや生徒会メンバーといるため、他の人が近づくことはない。そのため、ここぞとばかりに涼と話そうとしているのだ。5組の人だけでなく他のクラスからも集まっているため、かなりの混雑ぶりだ。


『や、も、離してっ』


あちこちから手が伸びてきて涼を引っ張るため、涼はたらい回しにあっている。いい加減離してくれと半泣きになってきてしまった。

すると、人混みが少しずつ散っていく。その原因に気づいた人はその場を慌てて立ち去っていった。

「お前ら…何してるんだ…」

『京ちゃっ…』

京一が物凄い怒りのオーラをぶちまけながらやってきた。そしてやっと涼のいる中央部にやって来ると、涼は京一に抱きついた。京一の胸に顔をうずめ泣いている。

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あきゅろす。
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