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難波がどこかへ行ってしまい、陸と2人きりになった。机にぐたーっと突っ伏して伸びをする。集中していたせいで相当目にきているようだ。
『でもこれだけ一生懸命やってたら腰も痛くなっちゃうね』
「え、あぁ…」
「腰?何のことだ」
少しすると難波が戻ってきた。手には飲み物を持っており、それを2人に渡す。涼へのお礼らしい。
『わぁ…ありがとうございます!』
「浅見は手伝ってくれたからな。…で、腰って?」
『あ、はい。なんか陸ちんいつも腰痛めてるみたいで…』
「わ、ちょっ、涼!!」
「ほぉ…そりゃ大変だな」
「っぅ…」
お前のせいだろ!とはいえない。ニヤニヤしながら見てくる難波に陸は睨むことしか出来なかった。
『……あ、先生はコーヒーなんですね』
「は?まじかよ。俺にはココア買ってきたくせに」
「浅見は甘いもんの方がいいと思ったからな。それにお前からいつも甘い蜜が出てくるから、甘いもんばっか食ってんのかと思った」
「んなっ!?///な、な…」
『甘い蜜?え…陸ちん蜂蜜出せるの!?』
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