2 誰もいない放課後の教室、そこに響く陸の甘い声。そう、お仕置きとは体に…という意味だったのだ。日に日に時間も長くなっていき、最終的には難波の好きなようにされる。 「俺…もうマジでむり…」 『陸ちん…そんなにお勉強大変?』 「大変。腰がもたねぇ」 『腰?どんな勉強してるの?』 京「涼、気にするな。きっと姿勢が悪いからだよ」 まさかHしてるからです、なんてことが言えるはずもなくそこは京一がごまかした。それでも涼が陸を心配する気持ちは消えず、涼の中であることが決定していた。 「今日も間違えるごとにローターだからな」 「なっ!?もう止めてくれよ。死ぬ」 「なら正解すればいい」 「っ…ひど!」 補習6日目。今日も同じ会話が繰り返されていた。難波は陸が解けないような問題を用意し楽しんでいたのだが…今日は始まる前に邪魔が入った。 ─コンコン 「……誰だー?」 『あ、の…失礼します』 「浅見?」 「え、涼?」 ノックをして入ってきたのは涼だった。2人が驚いている間に着々と中へ入ってくる。何でも毎日大変そうな陸を手伝うためにやってきた、とか。 [*前へ][次へ#] [戻る] |