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陸の補習
雪も寒さもいい感じになってきた今、陸に告げられた補習。何でも授業中の態度も成績に繋がってしまうらしく、進級の危機に陥ってるとか。

「お…俺2年になれねーの!?」

「バカだからな」

『でっでも補習を受ければ大丈夫でしょ?ね』

「あ゙ー最悪だよもう!その補習だって難波ちゃんとだしよー…」

嫌いじゃないけどこれから一週間、遅い時間に2人きりなんてナニされるか分かったもんじゃない。陸はそれが気がかりでしょうがないのだが、他のみんなは諦めろという目をしていた。

「バスケの練習もできねぇなんて…」

竜「その分違うとこでやればいいだろ?」

「バカいうな。俺の体力が保たん」

「バカにバカって言われたくないけどねー」

「うっ…竜也までそんなこと言うのかよ…」

もはや陸に味方はいない。嫌々だけど進級のために、と地獄の補習が始まった。

始めの方はまだましだった。一時間しかやらないし、ただプリントを解いていくだけだったから。…でも、そのうち正解出来ないとお仕置きされるようになったのだ。

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