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久々にとれた2人の時間に京一は心を休める。そして涼は…京一の持っている曲に興味を示したようだ。

『ね、京ちゃんってどんな音楽聞くの?』

「あー…クラシックとか洋楽だな」

『ほぇー聞いてみたい!』

「ああ。ちょっと待ってな」

そういって京一は準備を始めた。CDをセットして再生を押せば流れる曲。静かめの洋楽で心が落ち着く。それにいいコンボを使っているので音も綺麗だ。

『わぁー…いつもきいてるの?』

「勉強中は特に。防音設備だから聞こえてないだろ?」

『うんっ。ね、また聞きにきてもいーい?』

「もちろん。涼なら大歓迎だし」

『へへっありがと』

にこっと笑って京一を萌え死にさせ、涼たちは再び涼の部屋へ戻ることにした。すると意外なことに陸がもう目を覚ましていて、必死になって海と香を起こしていた。

「ちょ、起きろって!!涼たちがいねーの!」

「「…………は?」」

「だーかーら!いないの!」

「うるさい。よく見てみろ」

「見たし………って涼!京一!」

『陸ちん…どうしたの?』

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