6 久々にとれた2人の時間に京一は心を休める。そして涼は…京一の持っている曲に興味を示したようだ。 『ね、京ちゃんってどんな音楽聞くの?』 「あー…クラシックとか洋楽だな」 『ほぇー聞いてみたい!』 「ああ。ちょっと待ってな」 そういって京一は準備を始めた。CDをセットして再生を押せば流れる曲。静かめの洋楽で心が落ち着く。それにいいコンボを使っているので音も綺麗だ。 『わぁー…いつもきいてるの?』 「勉強中は特に。防音設備だから聞こえてないだろ?」 『うんっ。ね、また聞きにきてもいーい?』 「もちろん。涼なら大歓迎だし」 『へへっありがと』 にこっと笑って京一を萌え死にさせ、涼たちは再び涼の部屋へ戻ることにした。すると意外なことに陸がもう目を覚ましていて、必死になって海と香を起こしていた。 「ちょ、起きろって!!涼たちがいねーの!」 「「…………は?」」 「だーかーら!いないの!」 「うるさい。よく見てみろ」 「見たし………って涼!京一!」 『陸ちん…どうしたの?』 [*前へ][次へ#] [戻る] |