[通常モード] [URL送信]

「人が忙しくしてるときに…」

『待って京ちゃん!このまま寝かしといてあげよ?』

「………涼がいいならいいけど…」

気持ちよさそうに寝てる3人をそのまま寝かしといて、涼たちは隣の京一の部屋に移ることになった。…といっても大地は一度部屋に戻るといって帰っていったが。

『はわぁー…京ちゃんのお部屋って本当に綺麗だね』

「はは、昨日掃除したばかりだからな」

『あ、そうじゃなくて…物が少ない、のかな?』

「…ああ、余計なものは買わないようにしてるから」

京一の部屋は本当にシンプルで、どちらかというと閑散としているの方がしっくりくる。生活に必要な物しかなく、強いて言えば音楽類がちょっと多めにある、といった感じだ。

そんな部屋をみて涼が、
『今度僕のうささんあげるねっ!』

といいだした。涼からのプレゼントは嬉しいのだが、うさぎのぬいぐるみというのが少し抵抗がある。

「や……それは涼が大事に持ってろよ。な?」

『うぅ…分かった』

少し悔しそうな顔をしているが分かってくれたようだ。それからは、京一は涼を自分の膝の上に座らせてたくさん話をしていた。

[*前へ][次へ#]

47/92ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!