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香「それより涼。明日はどうするんだ?」

『あ、えーっと…お買い物を』

「買い物?」

『はい。お正月は食堂も閉鎖しちゃうって聞いたんで…』

海と逆側に座っている香が海から奪うように涼に話かけた。もし暇なら2人でのんびりしたいなぁ、なんて思っていたのだがどうやら買い物に行くようだ。

この食堂は明日のお昼には閉まってしまう。次に開くのは3日の朝だ。そのため寮に残っている生徒は、自炊や何かを買い溜めしておかなければならないのだ。

だから涼たちは自炊のための材料を買うため、午前いっぱいつかう予定なのだ。ちなみに午後はおせち作りとなっている。

「そうか…俺もついていく」

『香先輩もですか?わー楽しそう!大地先輩もご一緒してくれますか?』

「え、僕!?あ…うん」

『へへっ…それじゃあ明日行きましょうねっ』


…こうしてみんなで買い物をすることになった。食堂で話していたのが大変なことになるとは思わずに…。

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