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「んで、ここが生徒会室」


放課後、授業が終わり学園を案内された涼。最後に紹介されたのはもちろん生徒会室。少し怯えがあるようだが、涼は自分から部屋に入っていった。


『失礼しま、す……わぁ』


戸を開けたその先は、そこらへんの教室よりも広く豪華に作られていた。涼が感心していると、中から人が現れた。


「あれ?君どうしたの?」


初めて会う人だ。優しい目をしていて、とても紳士的な人。涼が英士に呼ばれていたことを伝えると中に通された。そこには英士、香、そしてもう一人人がいた。


「涼!!来てくれたんだねvV」


英士が嬉しそうに自分の近くに招いた。だが香の顔はいつにもまして険しく、違うところを睨んでいた。


「なぜ1人で来ない?」

「いーじゃないッスか。俺ここ入ってみたかったんだよねー」

「まぁお前の頭じゃ生徒会なんて絶対無理だからな」

「なっ!?うっせー海のバーカ」

「陸に言われたくないな」

「止めろよお前ら…」

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