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そのことを聞いた他の3人は、してやられたという顔をした。それでも陸が有利……いや、涼は結局サンタだと思っているので特に変わりはないだろう。

「とりあえず不法侵入で涼に近づくの禁止だ」

「えーそりゃないよ!」

「うるさい。決まりだ」

「か、海ー…」

『うわぁ!!』

隣の部屋から涼の声が聞こえてきた。それでみんなは話をやめ、慌てて様子を見に行く。

「「どうした涼!?」」

『あっ…ね、見て!雪!ホワイトクリスマスだよーっ』

京「ほんとだ…」
竜「わ、すげっ」
陸「おー」

海「綺麗だな」

『うんっ!雪って綺麗だから好きー』

ヒラヒラと白く舞う雪はとても幻想的でみんなは見とれた。

白い息が宙を漂い、寒さでほほが赤く染まる。涼はサンタさんにもらった手袋をして、雪をつかもうとハシャいでいた。

その姿をみたら陸が買ってしまっても仕方なかったと思う。他の人にはそんなチャンスはなかっただろうし、サンタからのプレゼントがなければ涼が悲しんでしまう。結局陸のやったことは許された。




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