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みんなが輪になりながら涼のが欲しいと口にしていた。だけど各々が持っている袋はどれも同じで、狙うに狙えない。

そして涼の歌が合図となり、みんなが横の人へとプレゼントを回し始めた。

『真っ赤なお鼻の〜♪』

可愛く笑いながら歌う涼にみんなメロメロだ。手は動かしているのだが目は涼から離れない。それでも涼は気づかないようで、大地と一緒に楽しく歌っている。

『〜笑いまーしーたー♪ストップ!』

─ピタッ

英「今手元にあるのが…自分へのプレゼント…」

香「早速開けてみるか」

みんなドキドキしながら包みを開けていく。幸い自分のものに当たった人はいないようで、誰からかと期待しながら中を確認した。

結果は…これだ。


涼→海
陸→京一(アクセ)
海→大地(本)
香→涼
京一→英士(CD)
竜也→香(観葉植物)
英士→竜也(うさぎの人形)
大地→元太(文具)
元太→陸(ハンカチ)



各自いいと思ったものを選んだのだが、どこか涼好みのものが多い。そして涼のプレゼントが手渡ったのは海だった。

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