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『あの…元先輩。持ち上げてくれますか?』

「え、僕?」

『はい、お願いします!』

「ええけど…暴れんとってね」

そう言って元太は涼を持ち上げた。この中で一番背の高い元太。みんな羨ましそうにその光景をみていた。

そして涼が星をてっぺんにのせた所で…、

『完っ成ー!!』
「あ゙ー!!」

完成である。しかもそれと同時に陸が帰ってきた。手伝うことなく完成してしまったツリーを目の前に、がっくりと頭を垂らした。

『あ、陸ちんお帰りっ。今できたんだよ』

「そうみたいだな。…俺なしでやっちゃうんだな」

『んっ?なぁに?』

「いや別にー」

すっかり拗ねてしまった陸だが誰も気に止める人はいない。続いて部屋の飾り付けへとみんなは移った。誕生日会同様折り紙で輪っかを作り、香の部屋へ飾っていく。今回は花もあるようだ。

『輪っか、輪っか。丸めて繋げて出来上がり〜♪』


英「やっば…涼可愛すぎ」

海「は?今頃気づいたんですか?」

陸「よく歌ってくれるしな」

京「今度涼の声でも録音するかな…」

竜「お、それいいな。俺もやろっと」

英「じゃあ僕はビデオー」

香「撮ったらダビングしろよ」

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あきゅろす。
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