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クリスマス
あの選挙から日にちはたち、もうすぐクリスマスを迎えようとしていた。学園中もどこか甘い雰囲気が漂っており、クリスマスムード一色である。

そしてこの子も…。

『ジングルベールジングルベールッ♪』

涼がご機嫌に歌を歌いながら生徒会の仕事をしていた。みんなもそんな涼を微笑ましそうにみている。

『ンンー♪…よし、終わりましたっ』

香「さすが涼だな。仕事が速い」

『へへっ。ありがと、ございます』

誉められ、頭を撫でられて照れくさそうに笑う涼。その笑顔をみて英士たちも早く終わらせようと意気込むのであった。…が、そんなことを知らない涼は仕事の少ない陸たちと遊び始めてしまう。

『ねっね、みんなはサンタさんに何お願いするの?』

「え、サンタ?いやいや涼、サンタってのはな
「俺は楽しい時間かなー?」

竜也が陸の言葉を遮った。目配せで夢を壊すなといわれ、陸は欲しいものを伝える。

『靴?へぇーっ…香先輩と元先輩は何ですか?』

「ぼ、僕は…本、かなぁ…」

「俺は涼がいてくれれば何もいらないが?」

『ふぇ?僕ですか?』

「そうだ。お前が欲しい…」

『ひゃっ!!』

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あきゅろす。
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