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なかなか終わらない討論は陸をどんどん惨めにさせるだけだ。しまいには海にもう言葉を発するな、と言われ何も言い返せない状態になってしまった。

その日はみんなで学校を休んで涼の看病をすることになった。もちろん陸はその中に入れてもらえることはなく、話を聞きつけた生徒会の人たちにまた怒鳴られるのであった。


『ねぇねぇ…そろそろ許してあげようよ』

京「でも…涼は嘘をつかれて変なことされたんだぞ?」

『うぅ…お酒っていうのはビックリしたけど…みんなするもん』

((ギクッ))

正直涼は酔ってからの記憶がないのだが、陸からチューしたもんねと教えられ、近寄るなとみんなに言われていた。でも涼からすればキスはそんなに変なことではないし、それ以上にやってる人もいることを分かっている。

そこをさり気なく指摘された人、英士・竜也・海は動揺しキスだけだが香も京一も目を泳がせていた。

「な、やっぱみんな手ぇ出してんじゃんか!!」

英「ちょっとうるさいよバカ」

『陸ちん。お酒に手を出しちゃだめだよ!』

「え、あ…うん」

大「…じゃなくてみんな何やったわけ?何も知らない子を…」

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あきゅろす。
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