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お酒?
『んくっ……っあ、モモの味がする』

「おう、他にもフルーツのいっぱいあるからたくさん呑もうな」

『うんっ』

いわゆるチューハイやカクテルを2人でグビグビ飲んでいく。その数は1時間もすれば1人3本はあけていて、回りにはスルメなどのおつまみが散乱している。

そして…涼だ。初めて飲んだお酒は、見た目通り弱くてもう酔っている。まだまだ余裕な陸がそれを面白そうに眺めていた。

『んっ…陸ちーんっ……ふふふっ』

「ははっ、なーにー?」

『にゃんでもなーいっ』

上機嫌な涼は勢いのままに陸に抱きついた。それを何とか受け止めながらふざけて聞けば、呂律の回ってない言葉で返事が返ってくる。

「えー俺気になるじゃんか」

『…らって…陸ちんとなかなか会えなかったから…寂しかったんらもんっ』

「っ!?///」

完全に酔っている涼は頬が蒸気し目は潤んでいる。そんな彼に抱き締められて上目遣いをされてしまえば、反応しない訳がない。

(あーヤベッ。難波ちゃんもこんな気持ちだったんかね)

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あきゅろす。
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