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『ごめ、なさい。京ちゃんは悪くないの…』
香「今まで何してた」
『あ、の…具合悪いっていった人がいて、それで寮まで…。何も言わずにごめんなさい』
英「じゃあ何もされてないんだね?」
『ぅぅっ…迷惑かけて、すみませ…っ』
「はぁ…無事ならいい。演説、出来るか?」
『えっ、、もう終わったんじゃ…』
てっきりもう終わったと思っていた涼は目を丸くして香をみた。自分のせいでみんなを待たしてしまった。そのことが何よりも涼を苦しませる。
『ごめ、なさっ…僕、生徒会に入る資格、ないです』
「そんなことないよ。涼君は人助けをして遅れちゃったんでしょ?」
『はい…』
英「なら仕方ないよね。さ、向こう行こっ」
『うぅー…ありがとうございます』
まだチャンスをくれるみんなに頭を下げ、ステージへと向かった。だけど全生徒が許してくれる訳ではない。候補者の人たちが受けさせる権利はないと騒ぎ出した。
『っ…やっぱ僕…』
「いや、涼はそのまま見てなよ」
『ん…うん』
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