[携帯モード] [URL送信]

つまり、もう学園の外へ出ているのかもしれないのだ。

海は心配になって涼に電話をかけてみる。…だがこんなときに限って携帯は自室だ。全く出ない。それが出れない状態だと勘違いした海は、再び体育館に戻った。

英「ねぇ、どうして涼がいないの」

京「それは、その…」

体育館のステージ脇では英士が涼のいないことについて京一を問いつめていた。今ここで本当のことを言っていいものかと京一がどもっていると、海がそこへやってくる。

大「あれ、海くんどうしたの?」

「そ、れが…涼が消えました。電話にも出ません」

「なっ…何で目離したの!?あんなことがあった後だし選挙中が一番危ないのに!」

「すみません高岡先輩。俺が甘く考えすぎて…」

「ほんっとに。甘すぎる」

「そ、それより浅見君探さな…」

「ああ、そうだな。選挙は中止だ」

どんな大切な行事でも涼が一番。刺客を放った人はそこまで分かっていなかったようだ。早速香は演説を中断し、しばらく待つようにいった。

[*前へ][次へ#]

17/32ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!