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そんなとき涼と京一は何をしていたかと言うと…イチャイチャしていた。京一は自分の膝に涼を座らせ、髪をいじりながら話をして。周りに人がいようが関係ないようだ。

『海くんの演説見てみたかったね』

「まぁ…後で何を言ったか聞けばいいんじゃないか?」

『それもそうだね!…ん、ぁっ。お手洗い行きたい』

だから離して。そう言えば京一は一緒に行くと言ってきた。

『もう大丈夫!子供じゃないんだから』

そういって一人で行ってしまった。今一人にするのは危ないのだがみんな体育館にいるから大丈夫だろうと…京一はそう考えてしまったのだ。

だが涼が出て行ったそのとき、中にいた一人が携帯で何か話していたのに京一は気づかなかった。


『ふぁー…まだ大丈夫かな、時間』

トイレを済ませた涼は控え室へと戻るため、歩いていた。一回だけ角を曲がらなければいけないのだが、その角の前にしゃがみ込んでいる人がいた。もちろん涼もそれに気づく。

『ぁ、の…どうされたんですか?』

「き、気持ち悪い…」

『え…えっ!?だい大丈夫ですかっ?ど、どうしよ…』

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