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─するとそこへ一本の電話がかかってくる。

「もしもし涼?」

『はいっ、どうされたんですか英士先輩』

「今日は来てくれる?」

電話は英士からで、生徒会室へ遊びに来てくれというものだった。しかし今日からテストまで勉強会だ。涼がそのことを伝えると、

「じゃあこっちでやればいいじゃん」

そう言いだしたのだ。涼は仕事の邪魔になるからと断ったが、英士がそう簡単に諦めるはずがない。来ないと嫌いになるという脅し文句をつけ、電話をきった。

『う…ぅ…嫌われちゃったぁー…』

海「は?あの人がそう言ったのか?」

京「いや…とりあえず行ってみよう」

なぜ涼を嫌いになったなどと言ったのか。その真相を突きとめるためにみんなは生徒会室へ向かった。勘違い涼は終始泣いていて、京一に抱き付いていた…が。


─トントン…ガチャッ

『っ…英士せんぱーいっ!!ふぇっ…うぅ…』

「え、何?どうしたの!?」

部屋に入ってくるなり英士に抱きついて泣く涼。一体何があったのだろうと周りが騒がしくなる。その涼は顔をあげてこう言ってきた。

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あきゅろす。
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