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「おおきにね」

『はいっ!…あ、じゃああの…元先輩って呼んでもいいですか?』

「元先輩?」

『だって…英士先輩もそう呼んでますし…』

「え、僕?まぁ呼んでるけど…」

『ダメ、ですか…?』

シュン…となって涼は元太をみた。その瞬間、あらぬ妄想が元太の頭の中を駆け巡ったがすぐ正気にもどり、いいよといった。

その日はそのまま各部屋に帰り、次の日を向かえることになった。




昨日の涼のことが噂として出回っているのか、涼を指差す人が絶えない。本人はとくに気づいていないようなのだが、周りは睨みをきかしすぎて鬼の面になってきていた。

陸「まじありえねぇ…親衛隊と組めば涼とヤレるとか変な噂たってるし」

海「どうにかできないのか?」

陸「うーん…違う噂でもみ消すとか?」

竜「ああ、陸ならできそうじゃん」

「よし、頑張れ。バカなりに」

「え、ひどっ!!」

微妙にショックを受けている陸だがそれが一番いい考えだと、早速行動に移る。どんな噂を流すか、何が効果的なのか。めったに使わない頭を使って考え始めた。

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あきゅろす。
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