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『えっ、なんで僕の名前知ってるの?』
他の人が"良"と呼ばれたのだが、音だけではそんな事分かるはずもなく、驚きの声をあげた。それを聞き、陸が良と呼ばれた人を指す。
「違う違う。あそこにいる人も良っていうの!」
「俺は赤西良。1-5だ、よろしくな」
「みぃは総山南。1-2だよvV」
『僕は浅見涼。良くん、南ちゃんよろしくね?』
「1-2ってことはさっきいなかった奴だな」
海が南に指摘すると南は舌を出てテへっと笑い、こういった。
「その時みぃ達愛し合ってたのvV」
「あーっ、思い出した!!初等部から付き合ってるラブラブな奴がいるって」
陸が突然大声を出し2人を指差した。さすが情報屋、と言いたいところだがこれは結構有名な話で。知らない人の方が珍しいだろう。そんなことを言っていると南を見つめた涼が口を挟んだ。
『南ちゃんってキレイだね。女の人みたい』
「ありがとぉーvV良のためならね、みぃはそこらへんの女よりキレイになるの!!」
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