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「バッ…バカは余計だ!だけどまぁ確かに竜也がいねーとつまんねぇし。一番ノリがいいのは竜也だし?」
「っ…はは…。俺は京一の拳を受けるほど強くねーし、海は俺を買いかぶりすぎだし、陸にはしかたなく付き合ってんだよ。………それでも、いいのか?」
「「「もちろん」」」
「あり、ありがとうっ…こんな俺を必要としてくれて、ありが、とう」
「ま、涼が本当に血を流すことがあったときは容赦しないけどね」
「「英士!」」
たくさんの友達に暖かい言葉をもらい、竜也は感極まって泣き出してしまった。そこで冗談のつもりだったのだろうが英士が口を挟み、香と大地で何を言ってるんだと注意する。
それがまたおかしくて、でも嬉しくて、こんなにも近くに生きる価値のあるものがあったんだと気づく。
『もうっ…たっちゃんは幸せ者なんだから!』
「ははっ、涼ほどじゃねーよ」
先ほどまで泣きながら笑っていた涼が竜也の言葉でピタリと止まる。
『そんなこと、ない…よ』
「そんなことある。涼は…涼がいなきゃ俺たちは仲良くなんなかったし、楽しくもなかったからな」
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