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「痛いのが…生きてる証拠だって誰が決めた?」
「だってそうだろ?生きてなきゃ痛みもない、血も流れない。…なぁ、違うか?」
「違わない。が、違う」
それでしか生きる意味が見つからないんだな…。京一は悲しそうにため息をついて、竜也の首に手刀を振り下ろした。ドサッと音をたてて竜也は倒れる。
「はぁ…2度目はないって言ったのにな」
陸「でもやっぱ京一は強いよな!格好良かったぜ」
大「そ、それよりも早く医務室に…」
海「涼は…?」
涼はどうするべきなのか。香以外あの涼を見ていないため、ただ気を失っていると思っているのだ。それぞれが部屋へ連れて帰ろうとしていたとき、英士がそれを止めた。
「…理事長室、連れて行こう」
香「ああ、それがいい」
身内だし、こういったときの対処を知っているかもしれない。香と英士は涼を理事長室へ。残りの人で竜也と男を保健室へ運ぶことになった。
─トントン
「はい…どうぞ」
「失礼します」
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