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「どうした涼?」
涼が笑ったことに気付き竜也が聞いてきた。
『いーなー双子。本当にそっくりだね?お兄ちゃん大好きな陸ちんと、弟思いの海くん。ね?』
「なにこの子……まじ食べちゃいたーいvV」
そう言って陸はまた涼に抱きついてきた。そのとき涼が下を向いてしまい、それに気づいた竜也がどうしたのかと聞いてきた。
『あのねたっちゃん…。僕ってそんなに美味しそうにみえる?』
……………。
「へ?ぷっ……ハハハッ」
涼はいたって真剣なのだが、まさかそんな事を聞かれると思ってもみなかった竜也は思いっきり笑ってしまった。竜也だけでなく海も陸も。
『なっ…なんで笑うのーっ!!』
ぷうっと頬を膨らませて怒る涼。だがそんな姿はただ可愛いだけ。海が謝り、なんとかその場は収まった。
『もうっ。ゆ、許す変わりにね…』
何かいいたげな涼。3人は黙って見守っていると…、
『お友達に…なって?』
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