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「俺たちはパーティーへ出かける。おとなしく待ってろ」

「さっさと仕事終わらせとけよな」

「ぃ…いってらっしゃいませ」

この日、街ではお姫様の結婚相手を見つけようというパーティーが開かれていた。とても可愛らしいお姫様はみんなの人気者。

久と香もそのお姫様を狙っていたため、とても気合いが入っているようです。しかし今日も元太は居残り…。

「ああ…僕はこないに一生懸命やっとるんに…」

─(手を動かしながらため息をつく)

「なぜ僕はこの家に生まれたんやろう…」

元太は自分の人生を嘆きました。それでも仕事が減るわけではなく、元太は再びため息をついた。

…そのときボワーンという音と、白い煙と共に人が現れました!

─(魔女の格好をした英士現る)

「うわぁ!え、ど、どなたはんやろか!?」

「魔女。…ま、そんなことは気にしないでさ」

「えっ」

「それより元、パーティー行きたい?」

「いや…そないに…」

「行きたいよね?」

「はいぃ!…せやかて僕…」

半ば強引にパーティーに行きたいと認められた元太。しかしこんなみすぼらしい格好でいいのかと不安がっています。

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