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それは英士だけでなく生徒会メンバー全員がそうである。ほかにも何人かの人がそういう現象にみまわれ、勝負はどんどんついていく。

そして時間終了の笛がなった。校庭には20組ほどのやぐらが残っている。勝負は手に持っているたすきの数をクラスごとに足して決まる。

結果…英士のクラスがずば抜けて優勝となった。

「これで全部終了!途中いろいろあったけど楽しめたー?」

「「楽しめたー!!」」

「結果は閉祭式で発表します!これにて体育祭終了ー」


─こうして学園祭二日目が終了した。残すところあと1日。みんなはまだテンションがおさまらず、うるさい夜があけた。



3日目の午前はなんと生徒会による特別公演ショー!このためもあって生徒会はクラスに参加できないのだ。

去年はファッションショーだったらしいが今年は何なのだろう。楽しみにしながら涼たちは一番前の席を陣取った。

「はーい、たくさん集まってんねー。今年は演劇!しかも久さんも参加してるよ」

「「うわぁー!!」」

ステージの端にたつ司会は楽しみにしててね、といってまた中へ入っていった。

『演劇だって!何やるんだろうねっ』

「な。もー…あの人たちが演劇ってだけで笑えるぜ!」

「うるさい。少し静かにしてろ」

まだ何も始まってないのに大声で笑い始めた陸。それを海が叱ると同時に、生徒会による劇が始まった。

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