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「それにしてもおもしれーかっこ!」

「うるさいな」

何でも男に捨てられ自殺し、復讐しにきた女のお化けの役だそうで。それで片手にナイフを持っているのだ。

『もっ、脅かさないでよ!』

「悪い。そんなに驚くとは思わなかったんだ」

『うぅー…怖かった』

「よしよし」

京一と分かって安心したのか涼はまた泣き出してしまった。京一と陸で慰めている間、周りに人が集まってくる。元々狙われていた美人な京一と、浴衣姿の可愛い涼が注目を浴びてしまったのだ。

「お前ら見てんじゃねー!」

「いーじゃんちょっとくらい」
「うはー絵になるー」
「3Pしてぇ」
「泣き顔くるわ」

「今変なこと言ったやつ死ねー!」

陸が必死になって追い払うも周りは去っていかない。京一は仕事もあるからと中へ戻り、陸も涼を連れて教室へ戻った。

すると野次馬は追い払うことが出来たが、今度は海たちになんで涼は泣いているんだと陸は責められるのであった。

それからもみんなで色んな所を見回ってその日は終了した。

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